平成元年に豊平区在住の篤志家からの寄付金で設立した基金を発端にして、平成２年に豊平区社会福祉協議会は、区内の独居老人世帯を対象に『給食サービス』『さわやか訪問』の新規２事業を始めることになりました。 　美園地区においても、同年、ひとり暮らし高齢者の食生活の改善を通して健康保持を図り、安否確認や交流を行うことを目的に当会が発足しました。 　近年の少子高齢化は、全国的に益々進む傾向にあり、美園地区においても例外ではなく、確実に進んでいます。　こうした少子高齢化に対応するため、地域の一人ひとりが住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる環境づくりが益々重要であり、様々な取組みが必要になってきます。 　当会では、美園地区に居住する独居の高齢者で、会場である美園会館まで自力で参加できる８０歳以上の高齢者を対象として、年１０回の食事会を開催しております。 　地区の女性ボランティアの皆さんが協力し、栄養にも配慮された季節感あふれた手料理などを作り、参加された高齢者の皆さんに食べていただいています。 　食事会では、食事をしながら高齢者の皆さんの相談事や悩み事を話し合ったり、カラオケやゲームなども行い、楽しいひとときを過ごしてもらいます。 　また地域で開催される様々なイベントにも参加し、地域の福祉を高める活動に力を入れています。 　グリーンアップル美園では、「幸福ワルツ」という歌があり、皆さんで合唱し元気になります。 　「この世に生まれた幸福を、明るく楽しく仲良く行こう」の精神をモットーに活動しており、私たちもグリーンアップルのボランティア活動を通じて得るものがたくさんあります。 　現在、活動されている方の年齢も徐々に上がってきており、若い方の協力も頂きながら、これからも気負わず、あせらずに楽しみながら息の長い活動を続けて行きたいと思っています。