さっぽろわくわく商店街


由来・日因縁・ミニヒストリー


商店街の歴史をシリーズでお届けいたします
■■ 第7回 行啓通商店街 ■■
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山鼻開村50周年記念時の行啓通(大正14年)
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山鼻開村50周年記念祝賀パレード(大正14年)
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七信会の指導者(昭和7年)
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創立当時の子供神輿(昭和10年)
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新田商店初荷風景(昭和13年)
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連合大売出し宣伝隊(昭和22年)
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演芸会の舞台写真(昭和24年)
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初の水銀灯と行啓通商店街(昭和38年)
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大晃ストア開店当日風景(昭和38年)
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第1回歩行者天国(昭和57年)
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組合創立20周年当時の行啓通商店街(昭和59年)
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山鼻・曙街づくりハウスの活動のひとつ「山鼻新聞」
●行啓通 名前の由来

山鼻屯田兵村が開村したのが明治9年。明治14年、明治天皇ご巡幸の折りに、山鼻屯田兵村をご視察になり、山鼻学校(現・山鼻小学校)に立ち寄られました。そのときに、学校前に繁茂する雄大な緑樹に目をとめられ、樹名を問われて絶賛の声を掛けられました。この話を伝え聞いた村民は、「お声掛りの柏」と唱え、この樹を永年にわたって保存し、親しまれました。

そして、明治44年8月、皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)が、札幌行啓の折りに、この由緒ある「お声掛りの柏」をご覧になることとなり、中島遊園地から山鼻小公園への道筋を、特別に拡幅・整備してお迎えしました。以後、これを記念として「行啓道路」という名称がつき、いつ頃からか「行啓通」となりました。

永年、行啓通のシンボルとして親しまれた「お声掛りの柏」は、脇から生じた幼木を残して枯死し、昭和51年に切倒されました。幼木は小公園と山鼻小学校に移植されています。

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●行啓通商店街のはじまりと「行啓通共和会」創立

大正のはじめ頃までは、行啓道路沿道には数軒の人家が点在するだけでした。周囲は果樹園や畑、雑草が生い茂り、昼間でも通行人は稀という状態でした。しかし、大正7・8年頃から、行啓道路を幹線として、この沿線を中心に畑の中に徐々に人家が増え始めました。また、東西両屯田通と中島遊園地を経てすすきの方面を結ぶ、唯一の連結道路となったため、自然と商店が現れ始めました。

さらに、大正12年、電車山鼻線が行啓道路まで開通し、この頃から東屯田通と行啓道路の交差点を中心に、急速に商店が数を増していきました。

大正14年、山鼻開村50年祝賀会が催され、祝賀パレードが行われたときには、はやくも商店街としての形が整いつつありました。大正15年7月、7丁目に南14条郵便局が開局、この頃から一般住民も商店街の発展を願うようになり、山鼻の中心商店街として発展を目指して、有岡繁次氏ほか有志の献身的な努力により、昭和元年、街路照明会が発足しました。

続いて、街の発展には人の輪を加え親睦を深めることが必要として、町内会を結成するべく努力が重ねられ、地主・家主の応援、寄付などを得て、昭和2年10月、行啓通初の商店街組織として「行啓通共和会」が創立されました。区域は西5丁目から9丁目の一部まで、南北は行啓通を中心に約半丁の仲通までとしました。

昭和3年には横断街路灯が設置され、明るい街並みとなりました。昭和7年には、中島遊園地において、北海道拓殖博覧会が開催されることとなり、中心部商店街に対抗して共同売り出しなどを行うべく7名の有志により「行啓通七信会」なるグループが創立されました。

昭和10年、共和会の有志の発起により、札幌神社(現・北海道神宮)祭典に、札幌市で初めての子供神輿を企画。100名以上の子どもたちが参加しました。6月13日〜15日の3日間にわたり、行啓通を中心に南11条から南16条を渡御。行啓通の名を一層高め、札幌名物のひとつに数えられるものとなり、戦争によって中断される昭和15年まで続けられました。

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●戦後の商店街復活第1号 行啓通商工会

戦争の虚脱状態がさめやらぬ混乱の中、復興を図るべく組織づくりを進め、60余名の賛同者を得て、昭和21年9月5日、行啓通商工会が発足しました。これは、札幌市における商店街団体復活の第1号でした。

行啓通商工会の主な実績としては、会報の発行、横断街路灯の復活、夜の市開催、青年部の設置、盆踊会の開催、連合大売り出しの復活、祭典への献灯の復活などがあります。

昭和23年には、9丁目全域が加入。昭和24年9月には、会員及び家族、従業員慰安のための演芸会を開催。その頃、戦後「復興」を目標にしていた商工会の活動も、「発展」へと切り替わることとなりました。

昭和31年には、商工会設立10周年、開基30年を記念して、各種記念行事が行われました。記念事業として、既存のすずらん灯に三色ネオンを取り付ける工事や、、記念誌が発行されました。商工会設立記念日の9月5日には、彰徳神社において、盛大な祝賀会も開催されました。

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●行啓通商店街振興組合の設立と発展

昭和37年、商店街振興組合法の制定により、札幌市においても、組合設立の動きがありました。当商店街でも結成の研究を進め、昭和39年8月3日、行啓通商店街振興組合創立総会を開催しました。

組合の新規事業が次々と実施されました。行啓通チケットの取り扱い、バンビスタンプの開始、ハイヤーチケットの斡旋、ガソリン共同購入事業などがありました。

その後、時代の流れとともに、当組合活動も変化を続け、平成6年には組合創立30周年を迎えました。住民と一体になってのイベント「行啓通ふれあい広場」「七夕まつり」「ふれあい盆踊り大会とビアガーデン」などの開催により、より身近な商店街となるべく、活動を続けています。また、他地域への商業地視察や、各種研修会の開催などにより、活動内容の検討も行っております。

平成10年から、札幌市の主催で「まちづくり懇談会」が開催され、地域の方々の知恵を集めもっと元気なまちにするためにはどうしたらよいかについて話し合いの場がもたれました。そこから誕生したのが「山鼻・曙まちづくりハウス」です。ハウスとして利用されている場所は、当商店街で空き店舗となっていた場所です。地域と商店街を結ぶ新たな活動と、その拠点として今後の活動が期待されています。

商店街の歴史を振り返ると、いかに大勢の人々が関わり、いかに、努力したかを改めて実感します。その集積を受け継ぎ、さらに現状を把握しながら、今後の組合活動に生かしていきたいと思っております。

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左から: 七夕飾り ・ 子供盆踊り ・ ふれあい広場風景

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