さっぽろわくわく商店街


由来・日因縁・ミニヒストリー


商店街の歴史をシリーズでお届けいたします
■■ 第5回 麻生商店街 ■■
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昭和36年11月3日 麻生団地俯瞰写真
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亜麻栽培(1984年〜)
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あまトピア麻生イベント(1986年5〜8月)
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エコロジー麻生キャンペーン(1991年〜1992年)
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あさぶ祭(1989年〜1994年)
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麻生薪能(1993年7月)
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YOSAKOIソーラン祭りIN麻生(1995年6月)
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あまトピア花壇(1986年5月)
●麻生と亜麻の歴史

「亜麻」はアマ科の一年生植物。繊維からは糸織物を作り、種子からは亜麻仁油(あまにゆ)を取ることができます。明治8年に、開拓使によってヨーロッパから導入されました。琴似などで試作後、需要の高まりとともに、一時は道内各所で30余の工場が操業されたこともあります。

麻生の帝国製麻も、石狩管内の畑作農家から運び込まれた亜麻茎の採繊処理に、夏から秋にかけての時期は大わらわでした。この帝国製麻(後の帝国繊維)の工場用地は、今の麻生町5丁目だけを除く1丁目から7丁目までにあって、工場や倉庫や社宅が40棟余りも並び、そのほかは原料乾燥に用いられていました。

しかし、終戦後、化学繊維の普及によって、天然繊維は次第に影をひそめ、昭和28年には、第1号の琴似工場も操業を止めるに到りました。帝国製麻も会社閉鎖後は、4丁目以南を住宅公団に、6〜7丁目を民間会社及び拓銀(野球場)に譲り渡すこととなります。

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●商店街の誕生

昭和32年に閉鎖された工場跡地に「麻生団地」が誕生しても、しばらくは、陸の孤島のように他地区との交通便は少なく、下水道整備の目途も立たないありさまでした。しかし、冬の地吹雪や春嵐の厳しさや、雪融け湿地に長靴が欠かせない暮らしと格闘しながらも、新琴似・石狩・望来などのお得意さんを相手に、少しずつ商店街が形作られていきました。

昭和38年に市電が延長され、それまでの新天地での苦労が、多少なりとも報われるようになりました。当時、街の様子といえば、5叉路から新琴似駅が見通せ、ドリゾール工場の煙突から突き出す煙と、粉砕された木くずが風に乗って麻生の方に飛んできました。

「オーイ、魚屋、今日は何が入ったァ」、野良仕事をしていたオバチャンが遠くから声をかけ、牛舎の牛が気だるく「モー」、移動食堂車の到着を知らせるラッパが鳴る……。そんなのどかな夏の昼下がりの光景がありました。

昭和39年、新琴似・麻生連合商店会ができたのはこの頃です。年末の大売出しなども実施し、数少ない商店主の親睦を図りながら昭和46年頃まで存続していました。

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●麻生商店街振興組合 創立

昭和47年には、地下鉄開通計画の朗報が飛び込みました。その一方で、大型店出店のニュースが「黒船来航」の喧騒をも携えました。

昭和48年12月、「街づくり」を命題に89店が「麻生商店街振興組合」を設立。街路灯設置や、用途地域変更陳情などの街活性策などに取り組みましたが、大型店の進出に対する賛否が交わることなく、わずか1年余で執行部が総辞職する事態にも至りました。

その後、大型店進出反対運動も、条件付き応諾に落ち着き、並行して進めていた「麻生商店街近代化実施計画」の具体化に向けた商店街活動が、地域活性を促しながら盛んになっていきます。

ソフト面においても、「あまトピア麻生」イベントをはじめ、車粉追放やゴミ問題をテーマにした「エコロジー麻生」キャンペーンなどの啓発運動を展開。あさぶ祭や盆踊りなど、郷土愛とコミュニケーションの育成を願って、積極的に取り組んできました。

創立20周年記念事業では、「麻生薪能」を実施し、全道各地からの大勢の方々に観賞していただきました。

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●創立30周年を迎えて

平成15年、麻生商店街振興組合は創立30周年を迎えました。これを商店街再生の契機にしたいと、記念誌発行をはじめ、様々なイベントを通じて、新たな街づくり提案をしていきます。

今や都市化に向かって変貌を続ける麻生町は、かつての、必死で日々の生活改善を願う仲間意識や隣近所との交流も少なくなり、交通禍や治安などの課題が反比例するかのように増しています。快適や便利の代償に失った安心や安全といった、信頼関係の再構築を目指して、麻生商店街30周年の今年をお楽しみに!

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